ページビューが1桁の記事だらけのクライアントサイトをどうにかする方法

pageview

「グーグルアナリティクスも入れておいてね!」と頼まれてWEBサイト制作をしたのに、その他アクセス解析ツールも含めて、活用できないクライアントさんは多いです。

WEB制作会社が使い方を教えるにしても、費用/時間を付けられない中小企業もある。

PDCAの効果がいつどのような形で現れるのか?セッション内ページビュー?コンバージョン?という用語の混じった話は迷宮入りする。

WEBに対して疑心暗鬼でPDCA導入の動機をずっと見い出せない。

何のためにWEBサイト作ったの?としんどい話になる。

制作会社側の手間をなるべく抑えてクライアントの成果を継続的にじわじわ引き出す方法の第一歩をご紹介したいと思います。

単純にブログを書いてもらうという事なのですが、具体的にどのようにクライアントさん自身でPDCAを回してもらうか?

あまり難しい事は行わず、ルールを作って取り組んでいただきました。

小さな変化の積み重ねによって、クライアントさんのページビューアップ/お問合せ数の増加につながりました。

その取り組み内容をご紹介させていただきます。

ページビューだけに絞って可視化

ページビューが1桁の記事だらけのサイトについて、PV(ページビュー)の数字を嫌でも見える様にする。

数字を見て現実逃避を行う以前の問題で、現実の数字管理という業務を知らない状態から脱出です。

最新記事一覧ページや個別の記事ページなど全部にPVを表示、ワードプレスのダッシュボード内でもPVを表示。

人気記事プラグイン、関連記事プラグイン、functions.phpやテンプレートファイルにソースコードを書いたりして対応しています。

プラグインWP-PostViewsでページビューカウント機能だけ追加できますが、非推奨関数を使っている事によるエラーがワードプレス4.6.1の時点で発生しています。

将来、使えなくなるかもしれません。

自社や社員個人のIPアドレスもPVにカウントされてしまう欠点はありますが、自作自演の数字アップも良しと前向きに考えて(笑)、常に数字が見える状況にします。

数字が低い記事や高い記事を誰でも把握出来るので、お昼の貧相なランチ写真(笑)みたいな低品質コンテンツを投稿してしまう事が減ります。

グーグルアナリティクスやグーグルサーチコンソールは難しい

無料ですが、ごちゃごちゃしていて専門用語も多く、初心者に対して不親切極まりない。

指標をPV(ページビュー)の数字だけに絞りこむことにしました、他の指標は一旦放置です。

ご参考として、サーチコンソールの役割は主に

  • WEBサイト健康診断
  • 誰かがWEBサイトに訪問してくる前段階の行動調査(ページ別に検索順位の数字を教えてくれるなど)

の2つです。

サーチコンソールによる健康診断でサイトの病気(404エラーなど)が見つかれば、グーグルによる検索評価が下がり、検索アルゴリズムへ影響します。

WEBサイトに訪問してくる前の検索キーワードもわかり、想定していなかった検索キーワードの流入が見えてくると、強豪企業との差別化に役立ちます。

アナリティクスの役割は主に、

  • 誰かがWEBサイトに訪問してきた後の行動調査

です。

ページビュー(ページの閲覧数)や滞在時間など、ページ別の人気の有無がわかる為、集客向けコンテンツ制作の方向性を明瞭化する事に役立ちます。

WEB運営初心者の方は、アナリティクスによるPDCAよりも、まずはサーチコンソール(通称サチコ)のエラーを出さない作法を学ぶ必要が誰にでもあります。

コンテンツ運営会議を週1回

毎週1回15分でもいいので、小さい数字(PV)の原因と対策の2点をひたすら考えて、1記事1日で50PVなどの目標数字を立てました。

「WHY」を5回繰り返して深堀し、ひたすらPDCAです。

記事は毎日書かない

毎日必ず1記事などではなく、記事の質にこだわって1週間に1500~2000文字以上の1記事でOKです。

質が保てなければ10日に伸ばすのも有りです。質の高い記事を書き続けられるペースにしてください。

ネット上で「検索行動をする人」が長く継続的に生まれ続ける様なネタを探して記事にする。

例えば、

  • 知らないと恥をかく!新社会人の常識マナー10選
  • ド素人から2年でTOEIC900点!最高の英語学習方法
  • 誰でもできる!世界一安く車検を済ませる方法

などです。

アフィリエイターの中では、ミドルレンジキーワード(年間行事など毎年1回必ず有る様なもの。クリスマスなど。)やロングレンジキーワード(年中無休でニーズが有るもの。料理レシピなど。)と言われています。

記事には寿命がある!という事を認識して、長生きできる記事ネタ(タイトル)をキーワードを意識して考えてください。

訪問者の思考コストが低く、競合よりもわかりやすく、親切丁寧な記事を書くように心がけてください。

記事のネタ(タイトル)が決まったら、内容がブレない様にターゲットの「具体的な人物像(ペルソナ)」と「欲しい情報」を書き出して整理するといいです。

1記事1ターゲット(ペルソナ)1ネタです。脱線して記事のまとまりが無くならない様に気を付けましょう。

また、記載情報が時代の流れで古くなったりする場合、適宜、書き換え更新、お手入れが必要です。

訪問者が知りたい必要な良質な情報を提供する為には、1記事1記事に対してターゲット人物像とゴール(目的)を決めてしっかり集中して書く必要があります。

ワードプレスに書き込む前に、メモ帳で記事を作り何度も書き直すくらいの入念さが必要で、1記事入魂です。

ワードプレスの下書き機能を使ってもいいと思います。納得できるまで公開しないでください。

記事内容のニーズ確認/修正を行う。

例えば、「新社会人の常識マナー」という記事について、「ヤフー知恵袋」や「教えてgoo」などで「訪問者が欲しがっている情報」を調べてください。

閲覧数/回答数/年月日なども参考にして、記事の中身が世の中の流れやターゲット人物像(ペルソナ)のニーズとズレていないか?確認します。

記事に自分の言葉と表現でニーズに応える情報を盛り込みます。

htmlのblockquoteタグで引用する場合を除き、記事をそのままコピー利用するとグーグルから嫌われますので気を付けてください。

「ヤフー知恵袋」や「教えてgoo」はコンテンツ制作をする人の間では定番手法なので、競合サイトと記事内容が似てしまう可能性もあります。

難しい事なのですが、お役立ち性の高い独自情報を追加で記事に入れることが出来ればベストです。

タイトルはいい感じでクリックだけは多いけど、記事の中身がイマイチでがっかりさせられた訪問者によってページ離脱率が上がり、滞在時間が下がります。

WEBサイト自体の信用性が落ち、リピーターが減り、グーグルの検索エンジンによる評価点数が落ちます。

釣って食べたら不味い魚ではダメで、釣っても食べても美味しい魚(記事)を作る必要があります。

記事著者の得意分野で専門性が高い事を一般人にわかりやすく文章で説明できる事は大切です。

カテゴリ単位で記事を1セットとして考える

昨今の検索順位競争の状況として、ロングテールの記事を1記事だけ作って1位を取るというのは素人には難しくなりつつあります。

そのため、専門性のある体系的なブログ記事を書く必要があります。

具体的には、1カテゴリに対して最低でも4~5件以上は関連性のある記事を書いてください。1カテゴリ1記事だけという状態は避けてください。

英語学習のコツ、というカテゴリであれば、以下の様に英語学習という事を軸にして、可能であれば御社にしか考えられない様な切り口で記事を書いてください。

  • 英語学習おすすめ教材ベスト5
  • 英語学習方法の成功法則ベスト5
  • 英語、寝ながら学習出来ました!
  • 美人英語教師と成績に関係はあるのか?
  • 失敗しない英語留学の条件
  • 子どもの英語学習費用はいくら?

ロングテールコンテンツを1記事入魂で、2か月を使って1カテゴリ複数記事1セットなど、計画性が大切です。

魅力がない無意味な記事の量産で集客効果が出ない為に、継続できなくなる事を避ける必要があります。

ワードプレスであれば、関連記事のプラグイン等を使って、記事の最後尾に同カテゴリの関連記事リンクを作り、訪問者の滞在時間を伸ばす様にしましょう。

関連性を細かく設定したい方には、Yet Another Related Posts Plugin (YARPP)がおすすめです。

色々な関連性基準を数値化して管理することが出来、比較的に高性能だと思います。

時間をかけてでも、質の高いカテゴリ(複数の記事達)を1セット単位で作ってください。

1サイト1専門性というルールの延長上にある目安指針です。

グレーな手法は使わない

古い手法ですが、不自然なリンクを買うなどのグレーな手法を使ってページビューを上げると、必ずペナルティを受けます。

善良な行動や言動をコツコツ行うように心がけてください。

インターネットの世界では現実社会の警視庁やFBIよりも、グーグルが真の警察/法律といってもいいくらいです。

ずる賢い手法や悪い手法は必ずバレます。グーグルインデックス削除や順位下落など痛いペナルティをもらってしまいます。

クライアントさんの業界の新着ニュース

検索ヒットさせやすく(検索1位を取りやすい)、PVを上げやすく、クライアントさんは得意分野なので書きやすいです。

1サイト1専門性のグーグル方針にも合致します。倫理モラルを守って、情報漏洩などにあたらない話題に限ります。

うまくいけば、簡単に1日1記事でいきなり数百以上のPVを稼ぐ事が可能です。

継続出来ているコンテンツマーケ担当者から見ると全く大した数字ではないです。

でも、ページビューが1桁の記事だらけのサイトで、数百のPVが一気に訪れる体験は初期の継続モチベーションを考えるとめちゃくちゃ大切な事です。

「記事寿命」は短いですが、短期的な成果をちょこちょこ出す!というのはモチベーション維持対策になります。

アフィリエイターの間では、ショートレンジキーワードやトレンドアフィリエイトの手法に該当します。

業界の最新ニュースに対して誰よりも早く知見を述べる事はおすすめです。

コメント書き込みによる賑わい効果やお問合せにつながりやすいので、モチベーション効果があり、WEB集客の威力を身を持って知ります。

著者自身の専門分野なので、書きにくくて大変というわけでも無く、コンテンツマーケに本能的に力を注ぐきっかけになりやすいです。

「書きやすさ」は記事の質の確保と作業速度など極めて大切なポイントです。

「一過性の短期寿命で注目を目的にした記事」と「ロングテールに顧客を引き付け続ける複数のセット記事」という2タイプで記事には寿命がある事を認識してください。

ショートレンジキーワード、ミドルレンジキーワード、ロングレンジキーワードを意識してターゲットを定めて記事を書きましょう。

2chに順位を後から抜かれるとすげー悔しい

弊社でも、実際に自社運営メディアサイトで社会問題を取り上げて、検索数が多い旬な話題で数日の間、突発で1位をキープして、コメントが一気に増えました。

PVも一気に伸びたことがあります。

制作後、完全に放置していた、ページビューが1桁の記事だらけのサイトでしたw

キーワードがどうのこうのだとか、何かのテクニックを駆使したとか、何もしていません。

日本で一番最初にWEB上においての問題提起を偶然出来ただけです。

おそらく、心に思っているけどWEB上に吐いていない人は既に大勢いたと思われます。

誰か一人が先陣を切ってWEB上で指摘すると、同じ話題を問題視する人が一気に反応します。

日ごろから視点を持つように心がけていると、やりやすくなります。

大手マスコミメディアサイトが同じ問題を後からクローズアップしてきたため、その後2~3日で順位が9位まで落ちました。

弱者はスピードと専門性と隙間を狙い続ければ、勝てる時があります。

そして2chにも抜かれました。メディアマスコミサイトだと許せるのですが、2chに抜かれるとすげームカつきますw

業界の最新ニュースに対して日本で1番最初に意見を述べる、というのは責任もありますが非常にお得でお勧めです。

文章の襟を正して書くという良い意味の意識効果も強制的に生まれてくると思います。

注意点として、匿名コメントなどは質の管理も大切なのでワードプレスの「設定」⇒「ディスカッション」⇒「コメント表示条件」で「コメントの手動承認を必須にする」にはチェックを入れてコメントの質を自分でコントロールしましょう。

PVが上がると何がおいしいの?

PVが上がると、グレーな手法でなければ、

  • 認知度が上がる。
  • 口コミ顧客が増える
  • 検索順位に良い影響を与える
  • マスコミの取材を受けることがある

経営者の方なら、このくらいで十分じゃないでしょうか。

現金は不要ですが、自社スタッフのマンパワーや記事書き教育が必要です。

「たかがブログ記事」と侮ってはいけません。

ロングテールに検索順位を維持できる記事

おそらく競合が必ずいると思いますので、一朝一夕では難しいです。ロングテール記事は企業の固定資産です。

キーワードマーケティングや消費者の購買行動プロセスをずっと研究して、インターネット上に網を張り巡らし、ひたすら実験を繰り返します。

キーワードの月間検索数が少なくてもお問合せ率や購入率などのコンバージョン率(CVR)が高い、御社独自の「お宝キーワード」を作り出す/見つけ出す地道な努力が必要です。

消費者がどのようなインターネット行動をするのか、ひたすら予測して、網を張って、検証する、ダメだったら別の網を張る、この繰り返しです。

当たったブログ記事は企業の固定資産と考えていいと思います。

いつも検索上位にヒットしてくる有名なブログなどを研究するといいです。

ブログは見えないコスト(マンパワー)で集客する為のツール

広告費を使わず、地道にたくさんの人に効率よく宣伝を行う集客飛び道具は、世の中でWEB以外にありません。

広告予算が無いなら、文句を言わず、人間の手を動かせ、時間を使え、頭を使え、自ら汗をかけ!それ以外に方法は無い!です。

見えないコストを整理して計画的に行う事がポイントです。

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