オンプレのネットワークが途切れるとき

基本的には、末端のPCなどのデバイスを一つずつ確認しながら、ネットワーク構成図を作り、問題の箇所を絞り込み、ルーターやハブなどのネットワーク機器の再起動もしくは新品交換するしかない。再起動の場合、電源を落として数分は放置してから起動する必要がある。再起動で良くなることも多いようです。

調査用の有線・無線LAN接続デバイスが必要

顧客先の社員が自分のパソコンを持ち歩いているなど、ネットワーク末端への接続デバイスが常時接続ではないケースが有り、ルータやハブのLANポートランプが消えてしまっていて確認すら出来ない場合があるため、調査時に常時LAN接続しておくことが出来るようなノートPCなどのデバイスがないと調査出来ないこともある。この様な調査機器コストも織り込んでおくべき。また、Windows10のWifiと有線の切り替え設定が、やりにくかったり、いちいち面倒くさかったりするので有線用・無専用で一台ずつデバイスを準備しておくと手間を省ける。

イーサーネットの設定確認

イーサーネットのプロパティからIPv4のプロパティに進み、『IPアドレスを自動的に取得する』になっているか確認してください。

ネットワークの規模が大きかったり複雑なほど原因箇所の特定に時間がかかる

顧客企業における潜入ヒアリング時にも「ネットがつながらない!」だけではなく、有線・無線、どの部屋のどのLANコンセントでどのハブを経由しているか?個別にネットワークを構成しているシステムはどのくらいあるのか?ONU(光回線終端装置)はどこにあるのか?回線とプロバイダは何を使っているのか?など抜けもれなくヒアリングや調査を行う必要がある。接続デバイス数やローカルのプライベートネットワークについて具体的なネットワークのセグメントやCIDR構成なども調べる必要があり、ヒアリング対象者のITリテラシーによってはヒアリング回答自体を疑う必要もある。

見積りは・・・

接続デバイス数と個別にネットワークを構築しているシステムの数を確認できない限り、見積りしないほうがいいと思う。

実際に目視して、ネットワーク機器の環境や使用年月期間も確認が必要

実際に全ての機器を一箇所ずつ目視して、踏まれたり蹴られたりしやすい環境ではないか?熱がこもる場所ではないか?埃っぽい場所ではないか?機器を使用開始後の年月経過はどのくらいか?LANケーブルの被膜の内部までねじ曲げが強く影響して内部破断していないか(接続数調査をしてみるといい)?などを確認して劣化予測を行うこともかなり大事。

LANケーブルとノイズについて

冷蔵庫やレンジなどノイズが強い機器が周辺にある場合、カテゴリ5eのLANケーブルではなく、ノイズ対策済みのカテゴリ6や6aなどのLANケーブルを使うことを推奨します。

ネットワーク機器は全て経年劣化も起きる消耗品

ルーター、ハブ、LANケーブル、全て消耗品で取替や電源OFF/再起動/ファームウェア更新などの保守管理が必要。ネットワーク構成のカオス性が強かったり、複雑性やブラックボックス性が高いほど、解決コストが高くなる。基盤のコンデンサの液体などは熱で劣化しやく、熱が10度下がると、寿命が2倍になるなど、冷却環境であることも非常に大切。使わないときは電源を切るなども大事。

機器用語の参考

ONU・・・Optical Network Unit、光回線終端装置。

VoIP・・・Voice over Internet Protocolの略で、音声をデジタル化し、TCP/IPネットワークによって送受信する技術のこと。インターネット(IP)電話などに使用されているが、話し放題定額などの電話プランにより、メリットが薄くなってきている。

スイッチングハブのループについて

スイッチングハブにLANケーブルをループ接続すると、ブロードキャストパケットがスイッチングハブを通してネットワーク上に延々と転送され続け、これをブロードキャストストリームという。デバイスへの負荷が非常に高い状態にもなる。

ハブには管理番号シールを貼って管理したほうがいい

ネットワーク構成図でも管理番号を使って記載すると見分け識別しやすいです。ネットワークが複雑なほど、ハブには管理番号シールを張っておくことを強くおすすめします。

給電無しLANコンセントを使っていないか

この点を指摘している記事はあまり見かけませんが、テナントの施工の関係で給電無しの4口や6口のLANコンセントを使っている場合があります。ハブであれ場電力給電して減衰を防いでくれますが、給電無しLANコンセントがボトルネックになる可能性もありそうです。ハブに変えるなど検討してみるといいかと思います。

セッション数の上限に達していないか?

OG410xiのセッション数の上限を契約で確認してください。様々な業務アプリケーションを導入し、オンプレサーバーやインストールアプリケーションが増えてくるとセッション数が契約の数を越えます。その場合、有償でセッションプラスに加入するといい様です。セッション数が越えるとOG410xiの再起動以外に復旧方法は無い様です。